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コトノハ

V6と三宅健くんについて綴るブログ。

バラを手にしたセンターアイドルの未来

SexyZone 佐藤勝利 中島健人 菊池風磨 マリウス葉 松島聡 ジャニーズ

 

 

 

瞬きするのを忘れた。時間が止まったかのような感覚。

私が佐藤勝利を初めて見た時のこと。もう、5年も前のことなのに、今でも鮮明に覚えている。

 

少し現代離れしたようなキラキラの衣装を身にまとって、バラをマイク代わりのように手にして踊る5人組。

 

SexyZoneというグループ名にも驚いたけれど、目鼻立ちは整っているものの、芋くささがどこかある。そんな、背の低い少年がぎこちない笑顔で、きごちない踊りをしている。しかも、センターで。そのことの方に私は驚いていた。

 

風磨くんでも健人くんでもない、この少年がどうしてセンターなんだろう。ましてや、こんなに素人感満載のパフォーマンスなのに。けれど、あの時からスター性はあった。目を惹くものがあった。未熟ではあったけれど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから、3年後。音楽番組を見ていた時。

「SexyZoneでSexyZoneです!どうぞ!」と司会者が曲振りをしていた。

デビュー当時はグループのネーミングが面白いと話題になっていた、セクゾのデビュー曲。『久しぶりにセクゾのパフォーマンスも見てみよう』とテレビに目を向けた。

 

 

 

 

 

 

 

キーチェンジしたんだ。

と思ったと同時にカメラがセンターの佐藤勝利を映した。

ドキッとしたと同時にイントロが始まった。

 

Aメロ、Bメロと進んでいく。 

でも、頭が追い付かなかった。

センターの佐藤勝利くんがまるで別人のように成長していたことに衝撃を受けた。

 

そんなにまっすぐな瞳をするんだ。

そんなにキラキラの笑顔ができるんだ。

そんなに自信たっぷりに踊るんだ。

 

私は2回、彼にドキッとさせられた。 デビュー当時とこの時の2回。

 

それ以降、セクゾの活躍をなんとなく追いかけるようになった。

 

 

 

 

 

彼を形容する言葉は『イケメン』ではなく、『美しい』『キレイ』だと思っている。

 

ジャニーさんに「Youは特別かっこいいよ」「Youは永遠の0番(センター)」と評されるほどの美しい容姿と華やかさ、スター性に恵まれている彼。けれど、彼は「自分の顔が好きじゃない」とたまに雑誌で口にしている。どうしてだろうと思っていた。けれど、「この顔のせいでなんでもできると思われちゃうから」という彼の言葉を見た時に、納得した。彼はファンの人であれば、知っていることだけど、中身は素朴でシンプルな普通の男の子だ。びっくりするくらいに。できないことだってある。

 

 

 

 

 

そんな、普通だった男の子は「親子丼を食べさせてあげるから」とお母さんに言われて、オーディションを受けて、ジャニーズの世界に足を踏み込んだ。そしたら、あれよあれよという間にデビュー。しかも、15歳という幼さでセンターに立つ。私にはとても、想像がつかない。その時の彼のプレッシャー。幼いにも関わらず、センターとして求められるものを必死に学んできた彼のこの5年間。

 

SexyZoneのメンバーである、松島聡くんは言っていた。

「俺には勝利みたいにまとめる力がないから、センターには向いてない」

 

雑誌やテレビでの勝利くんやメンバーからのコメントからして、センター=まとめる人という認識があることは明らかだ。

 

デビュー当時の勝利くんを見ていると、もともと、しっかり者であるようには見えない。4人兄弟の末っ子という環境で育ってきたことを考えても、垣間見える彼の姿を見ても、ほんとはマイペースで甘えん坊でいたい人だと思う。けれど、デビュー当時からセンターに指名されたことで、『素の自分を抑えて、まとめないといけない。』『なんでもできる人でないといけない。』そんな思いやプレッシャーが影響して、しっかり者になったのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

センターに立つ人は周りがそこまでしなくてもいいのにと思うくらいに自らで何かを犠牲にしている気がする。彼の犠牲にしてきたものはなんだろうか。そんなことを考えていた。

 

 

 

 

「大学に行ったら、仕事も学業も中途半端になってしまうと思ったから、勉強もしてたし、実は受験してたけど、進学を辞めたんだ」
 
彼は現在、19歳。今年で20歳になる。大学生であれば、大学2年生の学年にあたる。
 
私は後追いでこのインタビューを読んでいるので、その当時の勝利くんの様子はわからない。けれど、中途半端がイヤだからという理由で1つの道を自分で選んだ。私からしたら、大学に通いながら、仕事をすることが中途半端だとは思わない。ジャニーズアイドルでも、大学で学んだことを活かして、アイドルとしての自分の武器にしてる人は多くいる。現に、メンバーの菊池風磨くんと中島健人くんだって、大学に通いながら、アイドル業もしている。けれど、学業と仕事の両立をすることは彼にとっては中途半端としか思えなかった。大学に通うということは学生であること。大学に通うその時間はジャニーズアイドルだって、普通の男の子だ。大学に通うジャニーズアイドルは「普通に大学に通ってます」「周りの子達と普通に仲良くしてます」と普通の男の子に戻れる時間を楽しんでいるコメントが多い。

 

 

勝利くんが自ら犠牲にしたものは、普通の男の子でいたいという気持ちなのかもしれない。センターに立つアイドルとして、普通の男の子でいたいという気持ちを持つことにどこか罪悪感があったのかもしれない。

 

周りが羨むくらいに恵まれた容姿とスター性を持っていて、器用に物事をこなすけれど、生き方がとても不器用。まっすぐにしか生きられない人。

 

 

 

 

 

 

  

AKBでいえば、前田敦子ちゃんのような、グループにハッキリとした顔を作るセンターというポジションがあること、また、そのポジションに1人だけが任されることはジャニーズでは、とても珍しいと思う。そもそも、女性アイドルグループはメイン層の男性ファンは、『自分の好きな子を俺がなんとか輝かせてあげたい』というような、闘争心を持った人が多いからこそ、センターというポジションがある方が売り出しやすい。けれど、男性アイドルグループの場合はメイン層である女性ファンは『自分の好きな子のいるグループ全員が平等に輝いてほしい!仲良くしてほしい!』という母性本能を持った人が多い。だからこそ、実際にセクゾが3人体制になった時は批判が多かったのだろう。そう考えると、男性アイドルグループに明確なセンターポジションがあることはリスクが大きい。そんなリスクがあることは当然わかっているだろう、ジャニーさんはどうして、明確なセンターというポジションをSexyZoneに作り、勝利くんをセンターにしたのだろう。と考えた時に、『勝利くんとジャニーさんはイズムが似ている』と気付いた。

 

勝利くんはソロライブでの挨拶で、「みなさんの愛を感じました」「100万年先も愛してもらえる存在になるように頑張ります」と口にしていたり、生きてよ というソロ曲では愛をテーマに作詞している。

 

そして、ジャニーさんはジャニーズアイドルのことを蜷川さんとの対談で、「タレントとして育ってるけど、人間としてまだ育ってないわけですよ。僕はやりますよ絶対に。死ぬ前にちゃんとやります。若い子を築きあげなきゃ。金儲け主義でやってるっていうのではないことがハッキリわかると思いますよ」「これから築き上げることによって、子どもたちも育っていくってことなんですよ」と語っていた。

 

ジャニーさんも勝利くんも相手への愛を大切にする人であることがわかる。

  

そして、勝利くんは今年の春のライブ(Welcome to SexyZone)の演出を全て行った。また、『演出の勉強をしたいから』と日頃から、様々なアーティストのライブや舞台を観に行っている。勝利くんは求められたことに応えるだけのアイドルではなく、エンターテイナーアイドルを目指しているのだと思う。そして、ジャニーさんはお気に入りのタレントの条件として、そのアイドルがエンターテイナーであることのような気がしているのだ。ジャニーさんは勝利くんがエンターテイナーアイドルになることを見据えていたのかもしれない。ジャニーさんは御年85歳だ。年齢からして、自分のイズムを継承してくれるアイドルを育てたい思いも強いのでないだろうか。ジャニーさんが勝利くんをセンターにした理由はこれらのことがあるのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

勝利くんを見ていると思う。現在の彼を邪魔しているのは、19歳という若さじゃないかと。

 

19歳という20歳の壁は大きい。そのことを彼はわかっていて、だからこそ、早く大人になりたいと思っているのかもしれない。

 

だから、「早く一人暮らしをしたい」と言うのかもしれない。

だから、「知らない世界を見てみたくなった」と1週間もイギリスに一人旅したのかもしれない。

 

センターとしてもっと成長しなければという思いが強すぎることが影響しているのだろう。

 

 

勝利くんは『センターに選ばれたから、自分を犠牲にして、正しいセンターでいなければ』という思いが強い気がする。正しいセンター像だなんて存在しない。だから、そんなに理想とするセンター像を描かないでほしい。きっと、あなたのファンは『センターである佐藤勝利を好きになったのではなく、佐藤勝利という人を好きになったら、センターだった』と思っている人達の集まりだと思う。勝利くんは弱さを見せることが苦手な人だ。メンバーにでさえも。弱さを見せることはセンターとしていけないことだと思っている節がある。でも、弱さを見せたっていいじゃない。いい子ちゃんでいようとしなくていい。しっかり者でいなくてもいい。泣くことが少なくなった彼。もっと泣いてもいい。

 

アイドルグループの5年目は節目だと思う。SexyZoneにとっても今年は節目だろう。実際にメンバー1人1人の個性がハッキリしてきている。

 

勝利くんもセンター5年目。節目だろう。

肩の力を抜いて、自分らしさを見せながら、勝利くんがSexyZoneのセンターに立つことができるようになった時。彼が見える景色も変わってくるんだろうな。ファンが見る勝利くんも変わってくるんだろうな。